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2014.11.12.Wed.17:22
東証大引け、続伸し年初来高値更新 先物主導で上昇、午後は伸び悩みも

12日の東京株式市場で日経平均株価は続伸した。終値は前日比72円94銭(0.43%)高の1万7197円05銭で、2日連続で年初来高値を更新した。年内の衆院解散・総選挙観測や消費再増税判断の先送り報道を受けて目先の先高期待が強まり、前日に引き続き海外のヘッジファンドを中心に先物買いが優勢となった。日経平均先物の上昇が現物株の押し上げにつながり、午後に日経平均は前日比319円高を付ける場面があった。円相場が一時1ドル=115円台後半まで弱含んだことも、投資家の買いを促すきっかけとなった。きょうは終値で2007年の金融危機前の水準を回復した。2007年8月9日に仏BNPパリバが傘下ファンドを凍結。世界の金融機関に影響が及んだことが金融危機の発端となり、「パリバショック」と呼ばれる。同年10月にパリバショック前の9日終値(1万7170円)を超えた局面はあったが、きょうの上昇で日経平均株価は実質的な07年の金融危機前に回帰した格好だ。もっとも、足元の相場急上昇で短期的な過熱警戒感が高まり、午後は利益確定売りが広がり伸び悩んだ。一時、前日比の上げ幅を45円高まで縮める局面があった。市場では「中長期資金を運用する投資家は、来週以降になるとみられる消費再増税や衆院解散に対する判断を見極めようとしている。足元で無条件に買い進める投資家は少ない」(りそな銀行の下出衛チーフストラテジスト)との声があったJPX日経インデックス400は続伸した。前日比23.46ポイント(0.19%)高の1万2580.85だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、前日比1.84ポイント(0.13%)高の1377.05だった。ともに連日で年初来高値を更新した。東証1部の売買代金は概算で3兆2703億円となった。売買高は31億2037万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は555、値下がり銘柄数は1190、変わらずは88だった。前日に2017年3月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表し、自社株買いなどで3年間で2000億円強を株主に配分して自己資本利益率(ROE)7%を目指すとした富士フイルムは大幅高となった。政策期待から菱地所や三井不など不動産関連株も買われた。先物主導で相場が動いたことから、ファストリやファナック、ソフトバンクといった値がさ株も高かった。半面、足元で上げていた建設株は利益確定売りが出て鹿島などの下げが目立った。ダイキンや日揮も売られた。円相場が下げ渋ったことで、日立や富士重など輸出関連株の一部が午後に下げに転じた。東証2部株価指数は3日ぶりに反落した。ソディックやラオックスが売られた。半面、JトラストやOakが買われた。



新興株12日、ジャスダック8日続伸 換金売りで伸び悩み

12日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は小幅に8日続伸した。大引けは前日比1円87銭(0.08%)高の2335円92銭だった。9月29日以来、約1カ月半ぶりの高値を付けた。8日続伸は8月13日に始まった9日続伸以来の記録。日経平均株価が終日高く推移する中で、新興市場にも買いが入った。ただ一部では東証1部の主力株を買うための換金売りが出て、大引け間際には下げに転じる場面もあった。朝方は高く始まったが、前場中ごろから次第に伸び悩んだ。後場に入ると下げに転じる場面もあった。市場では「東証1部銘柄と異なり好決算への反応もまちまちで、相場全体の上昇につながっていない」との声もあった。ジャスダック市場の売買代金は概算で934億円、売買高は1億4115万株だった。主力銘柄で構成するJASDAQ-TOP20は3営業日ぶりに反落した。クルーズやエスクロAJ、東洋合成が上昇した。TOREX、日本マイクロや日本通信が下げた。東証マザーズ指数は3営業日ぶりに反落した。大引けは前日比11.65ポイント(1.23%)安の932.62だった。FFRIやユーグレナ、オプティムが利益確定売りに押されて下落した。半面でミクシィやファーマF、DMPが上昇した。
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